島暮らし~漁師風~

漁師になるため屋久島に再移住したガクと、妻もなかの島暮らし。

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日暮れ前

どーもガクです。
昨日は休みだったのに、
珍しく釣りに行く気力が沸いてこず、
家でダラダラしてしまいました。
休みに釣りに行かないと
なんだかすごく無駄な時間を過ごしてしまった気がして
気分が滅入ります。
もう重症です。
釣り依存症です。
明日は絶対釣りに行くぞ!!
寝る前に誓いました。

そんな日に限って、
今日は網の修理の残業で仕事が終わったのが午後4時。
残業して4時かよーーって!?
午前4時起きの5時出港なんで許してください。
しかしめげずにそれから磯へ。
今日は青物狙い。
ルアーを投げ始めた頃には薄暗くなっていました。
そして日暮れ前。
20060303222857.jpg


ロウニンアジ?ちょっと体がスマートだけど?
ちゃんと調べてみます。

20060303222919.jpg

70cmで3.5kgだから痩せてますね。

でもこれが脂がのって最高でした。
この時期のヒラアジは馬鹿にできませんなぁ。

[日暮れ前]の続きを読む
  1. 2006/03/03(金) 22:35:34|
  2. 釣り
  3. | コメント:3

釣り

島は昨夜から豪雨。
築40年の我が家はもちろん木造で、
雨が窓や屋根に当たる音が凄まじい。
でも不思議と気にならない。
熟睡できた。

自然の奏でる音というのは心地よい。
潮騒、川のせせらぎ、木々のざわめく音....
テレビの砂嵐はあんなにうるさいのに。
1/fのゆらぎってやつなのか。

今も外は暴風雨
3匹の子豚はブーフーウー
そのうえこのケガ。
こんな時だから思い切ってやってしまう。
禁断のこのテーマ。

釣り

間違いなく長くなります
ここから先は勇気のある方だけお読みください。
自分がもし釣りバカじゃなければ、
こんな話、絶対退屈です(笑)



自分にとって釣りとは何か?たずねられたら、
ちょっと照れくさいけど、

人生

って言い切る。
言ってしまった...
やっぱり照れくさい.....

時間と体力のある限り釣りをして、
すばらしい釣りをするたびに
その記憶は強烈に脳裏へ焼きつき、
死ぬ間際に思い出す財産となる。

yam2008.jpg

釣友の釣った見事なヤマメ。美しい魚体は忘れられない


何がそれほど面白いのか?

魚が突然水面を切り裂いてルアーに襲い掛かった時の興奮か?
ラインを通して伝わってくる魚の躍動感か?
自然を読み、データを集め、時間をかけて獲った一本の達成感か?
....枚挙にいとまがないが、
それらは面白さの要素であって本質ではない。

釣りの面白さを完璧に伝えるのは
相手が釣りバカでない限り不可能だ。
これはどんな分野でもいえること。
突き詰めれば「好き」ということは理屈じゃない。
自然と溢れ出る感情であり、情熱であり、
そこに理由はない。

だから釣り好き同士で
「君は釣りのどこが好き?」なんて野暮な質問はしない。
言わなくても体が知っているし、
それは言葉で表現できないことも知ってるから。

じゃあ、自然と湧き出るその情熱って何か?
たぶん....それは、長い年月をかけて体に刻み込まれたもの。
数十年とか数百年とかそういうレベルじゃない。
木の実を食べ、魚を獲り、川の水を飲む...
そんな生活をしていた時代から淘汰され、
現代まで残った「狩猟本能」。

猫の前で小さなおもちゃをトリッキーに動かすと
いつまでも真剣に遊んでる。
その猫の目は、まさしく
自分が釣りをしているときの目なのだ。
猫に聞いてみればわかる。
「何がそんなに面白いの?」
「しらにゃあ」
ほら、理屈じゃない。

「なんか知らんけど魚獲るのっておもろいわぁ」
そう思えるやつが、獲らなきゃ食えない、
食えなきゃ生き残れない時代には強かった。
そういう時代によって
その性質は淘汰され、残されたのではないだろうか。

前回の話に続くが、つまりDNAということだ。
人の性質をDNAだけで説明するのは危険だけど、
やっぱりこれはDNAだ。

だからなのか?
釣り好きには次のような傾向がある。

・グルメで大食い
・ギャンブル好き
・色好き
・子供っぽい
・自己顕示欲が強い
・音楽好き
・幼少は虫取りに夢中
・クワガタマニア
・40歳を過ぎると園芸にはまる

まとめると
「本能が強くて遊び心のある右脳人間」
といったところか。

特に四方を海に囲まれた日本では
「魚」に対する狩猟本能が特に強く残っている気がする。
日本人の釣りに対する情熱はすごい。
釣具の品質と技術は他国の追随を許さない。
世界のどこの釣具屋にいっても日本製品は必ずある。
釣りのために世界中を旅するが人があれだけ多いのも、
日本ぐらいじゃないだろうか?

..........
おっとやはり長くなってしまった。
まだまだ書き足りないが、
とりとめがなくなりそうなのでこのへんでやめておこう。
要するに

「釣りバカにつける薬はない」

ということ。

20060402133218.jpg

これからもすばらしい魚との出会いを重ねたい


  1. 2006/04/02(日) 13:56:21|
  2. 釣り
  3. | コメント:8

復活

ご無沙汰してます。
ケガで仕事、釣りから離れていましたが、
18日に医者からGOサインが出て仕事、釣りに完全復帰!!
ご心配をおかけしました。

不思議なものでしばらく釣りに行かないと、
釣りに行くエネルギーを抑制し続けていたためか?
うまく釣り熱を放出できない...
とりあえず小物釣りなどで準備運動のつもりだったが、
小物すら相手にしてくれず準備運動にならない..

そんなこんなしているうちに
徐々に体が磯を歩きたがってきた。

そしてようやく気持ちものってきた。
しかし、東奔西走も虚しくなかなか
ヒラスズキの気配を感じることができない。
いつものことだが...

思い切っていつもと違うエリアへ。

サラシ良好。
しかし、外道ダツの猛襲に遭う。
しかもメーターを優に超えるやつが毎回食ってくる。
歯が鋭くルアー、リーダーは傷だらけ、
そのうえドラグをギャンギャン鳴らしながら走りまくって
ランディングに時間がかかる大迷惑魚なのである。

が、冷静に考えると大迷惑なのは自分である。
釣りたくないなら釣らんでくれーっと
ダツ君の声が聞こえてきそうだ。
できるだけダツのあたりにはフッキングいれず
沖で逃がすようにした。

ダツが多いと大変だが、ベイト(エサ)は多いという証拠。
チャンスはある。

そしてダツのあたりとは異なるドンという
やや鈍い当たりが!
これは!とすかさず合わすと下に突っ込む。
はて??
俊敏さがない。
あがってきたのは
20060425143055.jpg

南国らしい極彩色のこいつ。
お決まりの外道.....
こっちでアカジョウと呼ばれているバラハタであった。
場所によってはシガテラ毒があるがこの島では大丈夫らしい。
市場価値が高く島民はみなおいしいと絶賛する。
持ち帰って食してみることに。
20060425143114.jpg

アラは酒蒸し、半身ぶつ切りをから揚げ、残りの半身を刺身。
酒蒸しは皮と身の間のゼラチン質がなんとも言えない。
頭骨にしゃぶりつき、
骨に張り付いている身をきれいに食してしまうほど。
から揚げにすると身はプリプリと弾力がありながらも、
トロりと口の中でとろける。
味は上品で香味油作ったピリ辛中華風のたれに良く合い、
ビールの友として絶品であった。
刺身は淡白だかほのかな甘みであとをひく。
さすが、評判どおり。

以前、ヒラアジ狙いで入った磯で
アカジョウがルアーに何度もチェイスしてきた場所があった。
今度はそこへアカジョウ狙いに入ろうと堅く決意した。



  1. 2006/04/25(火) 14:32:59|
  2. 釣り
  3. | コメント:2

ロ永良部島へ

ゴールデンウィークは漁師も休み。
この島は観光地として人が溢れるので、
隣の島、ロ永良部島へ逃亡。

フェリーに向かう途中、2日前に釣り場で知り合いになった
イカスミ君にばったり会う。
彼は関東から釣り旅行をしながら車で南下、
旅の最終目的地であるこの島に流れ着いた。

ガク「これからロ永良部行ってくるよ」
イカスミ君「俺も行こうかなあ」
ガク「おー来い来い!!」

旅は道連れ世は情け
そんなわけで仲間が増え、
もなか、イカスミ君と3人で出発。

フェリーに揺られて2時間弱、到着。
20060506102724.jpg

ゴールデンウィークというのに人が少ない、というよりほとんどいない。
アスファルトはなく、コンクリートの白く細い道。
山頂付近からは噴気があがる。
活火山島だからだろうか?
植生が自分の住む島とまるで違う。
竹林だらけである。
磯は断崖絶壁ばかり。

隣の島なのにこうも違うものか?
自分の住む島からすぐそこに見えるロ永良部。
当たり前だけど、遠くから眺めていただけでは
何もわからないってことが実感できた。

車でテントサイトを探していると青大将発見!!
当然車を降りて捕獲する。

自分は蛇が好きだ。なぜだろう?
他にはないこの不思議な形、動き。
臭いけどこの肌触り、癖になる....
20060506102744.jpg


寝待という集落に着く。
海に面した小さな集落で、
海岸に立神と呼ばれる大岩が聳え立つ。

温泉もあり、湯は乳白色で泉質が良いことで有名だそうだ。
景観と温泉が気に入り、さらに風裏であることから、
ここにテントを張ることにした。
20060506102804.jpg


ロ永良部の最初の夜は豪華に焼肉。
満天の星空の下、ビールがすすみ、
イカスミ君と釣りの話で盛り上がる。

2日目

早朝から堤防で釣りをするが何も釣れず。

午後は寝待でもなかとスキンダイビング。
体が冷えると海中に湧き出る温泉で体を温める。
サンゴが多く沖縄の海に近い。

今晩のおかずを採集する。
トコブシ、サザエ、そしてシャコガイ。
ヒメジャコガイはおいしいといわれるが、
このシャコガイは果たしてうまいのか?
ものは試し。とにかく焼く。
20060506102825.jpg

殻が厚く焼けるまでに時間がかかる。
お味は.....
ほんのり貝の味がするゴム....

3日目

波が高い。
30分かけて磯に下りて釣りをするがあたりひとつない。
3-4時間粘ってあきらめる。

自分が磯で頑張ってる頃、
イカスミ君は堤防で釣りをして大当たり。
イソマグロ、カスミアジ、シマアジ、スマガツオ!
自分もその情報を聞いて夕方堤防でやるが何も釣れず...

彼は魚を見つける嗅覚がすばらしい。
自分にはないセンスでまったく羨ましい限りだ。

4日目

暗いうちから起きて堤防へ。
そして始めてすぐ、ドスンとミノーを止めるようなあたり。
ヒラスズキ用のタックルでスリリングなやり取りの後
あがってきたのは良型6.6kgのカスミアジ。
6kasumi.jpg

しかしその後が続かない。
午前中であきらめて島内の磯に下りる道を探しに出かける。

ここは岩屋泊と呼ばれるゴロタ浜
こんなところで一日ボーっとしたら幸せに違いない。
20060506110036.jpg


20060506102939.jpg

海に面した牧場。
かなりの悪路でバンパーが外れそうになる。

牧場を見守るように生える雰囲気のあるガジュマル。
20060506102959.jpg


牧場からは断崖絶壁の磯が見える。
20060506103019.jpg


牧場内を歩いていると牛が寄ってくる。
エサが欲しいのか?
巨体がゾロゾロと近づいてくるのは
あまり気持ちの良いものではない。
頭には鋭い立派な角が光っている...
おとなしい動物であることは百も承知なのだが...
さすが、もなかは慣れているようで余裕の表情だ。
20060506103038.jpg


高台から見る岩屋泊も絶景だ。
水の透明度がすばらしい。
次回はあそこに潜ろう。
20060506103056.jpg


5日目

船で磯に渡る。
またもやイカスミ君絶好調!
6.3kgカスミアジ、3.1kgバラハタ次々と魚を釣り上げる。
20060506103129.jpg

自分は...やっとこさ2kgに満たないバラハタを
20060506103145.jpg



そして潮が変わり昼過ぎから2人ともあたりが遠のく。

あきらめモードで考えなしに
沈み根の多い荒い磯でミノーを投げていた。

ミノーを回収する寸前だった。
足元に真っ黒な大きな影が突然現れ、
水面で自分のミノーをひったくって反転するのがはっきり見えた。
鰭、体の形がはっきりと見えた。
大型のロウニンアジだ。
興奮のあまり
「こいつはデカイぞー!!!」
と叫ぶ。
走りは止まらない。
下へ下へと突っ込み、ラインの角度が徐々にきつくなる。
手前には沈み根。
もうだめだ、ラインが触れる!
仕方なくベールを返そうとしたその瞬間、
ラインブレイク。

悔しい。
「くそー!!!」
思わず大声で叫ぶ。
最大の敗因は獲れない場所でかけてしまったことだろう。
そして大型のロウニンアジに焦点を絞っていなかった
ための中途半端なタックル。
もう少しベールを早く返していれば....
悔やんでも悔やみきれない。

近いうちにまたこの磯に立つ決意をした。



港に戻るとフォークリフトで島民が作業をしていた。
人手不足なのだろう。
まだ若いのに頑張っている。
20060506103217.jpg



6日目

ロ永良部を去らなければならない日が来てしまった。

フェリーが来るまで堤防からルアーを投げる。
イカスミ君ここでもセンスの良さを見せる。
ロッドを絞り込んだのは5.9kgヒレナガカンパチ。
20060506103241.jpg

羨ましい.....

この島にはたくさんの忘れ物してしまったようだ。

フェリーから断崖絶壁の荒々しい磯を眺めながら
思い切ってここに住もうか?とまで考えた。

いや、自分の島にやり残したこともたくさんある。

とにかくまた来よう。必ず。
  1. 2006/05/06(土) 10:41:54|
  2. 釣り
  3. | コメント:6

カッポレ

ご無沙汰しています!
しばらく更新をサボってました。

実はこれといって特に大きなイベントがなく、
もちろん魚も釣れず....
いままで大きな出来事だけを取り上げてきたので、
書くことに困っていたんです。

これじゃあダメだ、
日常のちょっとしたことでも書いていこう!
ともなかと話し合った矢先のことでした.....






ロウニンアジという魚をご存知だろうか?
一般的にはヒラアジと呼ばれ、
信じられないほど巨大になる魚だ。
英名ではGiant Trevallyと呼ばれ、
これを狙う釣り師の間では
頭文字をとってGT(ジーティー)と呼んでいる。
ようするに釣り界の「キムタク」だ。
この島では「カッポレ」と呼ばれている。


私がこの島に移住してきた理由は、

「自分の愛する2大魚種、
カッポレとヒラスズキが両方釣れる世界唯一の場所」

だから。
この島に住めばカッポレもヒラスズキも爆釣だーー!!
と鼻息を荒くしてやって来たのだが、
現実はそう甘くなかった。

ここはその2魚種の分布の南限と北限。
つまり他の場所に比べると数が少ない...

あっ!今、自分の腕の悪さを棚に上げて
個体数が少ないということでごまかそうとした....

ここに住んでまだ半年。
まだまだやるべきことはたくさんある。
「個体数が少ない!!」
と言い切れるまで頑張らなきゃいかんですなーー。
20060609112347.jpg

結構頑張ってるつもりなんだけどなー.....



ゴールデンウィークの口永良部以来、
完璧にカッポレモード。
しかしいつものごとく釣れない....。

あれからこの島でルアーを投げまくった。
日暮れから日の出まで、
磯や堤防で投げまくった。
さんざん投げてやっと夜中の磯で2回食わしたけれど、

1回目ははルアーがポロリとはずれ、
2回目はまたしても悔しい悔しい痛恨のラインブレイク。

もちろん自分の腕も悪いのだけれど、
やはり磯でカッポレを釣るのは難しい。
堤防や砂浜ならなんなくあがってくるサイズでも、
磯ではやられてしまう。

カッポレはフッキングすると海中の岩などに一直線に走り、
そこにラインが擦れて切れてしまう。
岩が多く点在する磯でそれを逃れるのは至難の技だ。
では糸を太くすれば?といわれるが、
ルアーは糸が太くなれば驚くほど飛ばない。
太さには限界がある。
だからこそ熱くなってしまう磯カッポレ。
この島での当面の目標は磯で20kgのカッポレを釣ることだ。


さて、昨夜は午前1時に起きて車で15分ほどの堤防へ。
堤防でのカッポレ釣りは磯で獲るための練習という名目なんだけど、
自分は堤防でも滅多に釣れないのでなかなか練習にならない(汗)

小雨の降る真夜中の堤防に自分一人。
不気味だ。
10mおきに投げながら移動し5投目。

ルアーが着水してから巻き始めようとするが何故か巻けない....
ひょっとして食ってる???
と思った矢先、バシャバシャと水面に波紋がたち同時に走り始める。

来た!!カッポレだ!!

試合開始である。
ドラグがギャンギャン唸る。
堤防とは言え、食わせた場所の沖にはテトラがある。
そこに巻き込まれたら最後。
止まれ!!と祈る。

止まった...

祈ってみるもんだ(笑)
意外に早く走りが止まった。
小さいのか?
とにかくこれ以上は走らせたくない。
糸を出さないようにスプールを押さえ込む。

魚の首振りが竿に伝わる
グイン、グインと竿先が入る。
振幅が大きい。
デカイのか!?
サイズが良くわからない..

危ない!体がよろめいた..
ドラグを押さえたため、
魚の力がそのまま体に伝わったからだ。
結構なサイズかもしれない。
堤防は上下二段になっていて、自分が立っている上段の幅は1m。
仕方なくひざをついて耐える。

ラインを出さずに耐えているとコンパスで円を書くように、
魚が沖から堤防際に寄ってきた。
スプールから手を離しリールを巻き始める。

堤防の端には堤防際にテトラが入っている。
魚はそのテトラに向かって再び走り始めた。

やばい!やられる!

と、テトラの手前でまた一度走りが止まった。
すぐにスプールを押さえた。
もう糸は出せない。
スプールをしっかり押さえたまま、
自分が後に跳ねるように後ずさりして
テトラと逆方向へ魚を強引に連れていく。
再び首振りが竿に伝わる。

あきらめたのか今度はテトラと逆方向、つまり自分に向かって泳ぎ始めた。
こっち向いた!今だ!!巻け!!

魚との距離がグングン縮まる。
足元まで来た。
ライトで魚を照らす。
デカイ!
と思った瞬間、再び走る!

寄せては走り、寄せては走りを何度か繰り返した。
一度に走る距離は短いが、走る回数が多い。
スタミナがある。
しかし着実に弱り、走る距離が短くなっていく。

そして...ついに....浮いた!!

再びライトで照らすとやはり良いサイズだ。

しかーし!!ここからが大変である。
この堤防に自分一人。
一人でこの巨体を高さ4m以上ある堤防へあげなくてはならないのである。

犬の散歩のようにカッポレを連れて堤防を歩き、
テトラのある端に向かった。
約50mほど散歩してテトラのそばにくるとベールを返し、
一気にテトラを駆け下り水面近くに立つ。
ベールを戻して魚を寄せ、まずは水平なテトラの上に魚を揚げる。

思った以上に重く、
魚を持ったままテトラをよじ登るのは不可能と判断、
急いで車に戻り、ロープをとってきた。

魚の口から鰓へロープを出して舫い、
反対のロープの端を堤防の上に投げた。
そして堤防の上によじ登ってロープで吊り上げようという魂胆である。

しかし何もかもうそうまくいかない。
魚が重いため、ロープが滑って魚を引き上げられない...

ロープを手に巻いて上げてみる。
するとロープが手を締め付け、かなり痛い..
しかしやるしかない!!
「だぁっぁーのあーーたぁあしゃっつ!!!!!」
っと室伏広治ばりの意味不明の奇声をあげて
痛みに耐えながら一気に4mを引き上げた。

GT42kgsss.jpg


やったー!!
計測すると41.5kg!!
久々の大物である。

いつ使うかわからない、
すばらしく邪魔だった、
積みっぱなしの巨大クーラーが
正当化される日がついにやってきた。
漁協で氷をたっぷり入れる。

「よっし!!もういっちょー」

と気合たっぷりで釣りを始めようと竿を手にとって唖然..

折れてる...
車のドアに挟んで折れているではないか!

しかし釣れる時に釣らなくては練習にならない。
急いで家に戻って予備釣竿を持ってきた。
しかし、気づくと夜が白み始めている。
数時間ほど頑張って納竿。

家に帰って庭でもなかに撮影してもらう。

20060609112439.jpg


魚汁だらけの臭いズボンを庭で洗い、
喜びのあまりパンツいっちょで庭を万歳しながらスキップ♪

「俺は幸せだーーー!!」

絶叫。
その直後、凍りつく。
となりのお姉さんが一部始終を見ていたらしく、
家のドアの前で苦笑いをしている...
一瞬恐ろしく恥ずかしくなったが、
その恥ずかしさも喜びに秒殺された。

しかし、忘れてはいけない。
これは「練習」である。
このサイズはストラクチャーの少ない堤防だから獲れたのだ。
ルアーのタックルで磯でこのサイズを獲るのはかなり難しいだろう。
実際自分が磯で切られているサイズは恐らくこの半分あるかないかである。
目標は飽くまで磯で20kg!!

しかし今回の釣りで少し自信がついた。
自分は魚をかけると舞い上がって精細に欠けるのが悪い癖だったが、
今回はかなり冷静に対処できたからだ。

20060609112502.jpg

巨大超邪魔獲らぬ狸的クーラーは正当化された。
どころか否定された?しっぽが入らない...


さて、気になるカッポレの行き先だが、
さすがに我が家だけでは食べきれない。
裁いてみんなに配ろうかとも思ったが、
市場に水揚げすることにした。
初めての個人的な水揚げ。
一度やってみたかったのである。
カッポレの市場価値は低いと言われるが、
果たしていくらになるのか?
乞うご期待。

20060609120131.jpg

  1. 2006/06/09(金) 11:30:26|
  2. 釣り
  3. | コメント:8
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プロフィール

もなか&ガク

Author:もなか&ガク
屋久島での島暮らしは最高だったが、二人の夢である世界一周旅行を実現するため関東へ出稼ぎへ。ガクは塾講師、もなかは派遣社員として資金を作り、2009年5月13日、日本出発。いろんな国でおいしいご飯や、楽しい旅人、いろんな生き物に出会って旅を満喫、2010年9月に帰国(そこへ行きたい)その後、ガクは石垣島で船長修行、もなかは岡山で獣医修行を終え、再び屋久島へ移住してきました。

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